がんばって下さい。大槌町。

ご相談を受けて、大槌町の墓所に行って来ました。
ひとつの山に墓所があり、
見下ろす港町は、東日本大震災で受けた傷跡が今も残っていました。
がれきの山。基礎のコンクリートだけの残った家々のなき跡地。
歳月が経っても、まだ何も進んでいないかのような雑草の緑が、どこか悲しかったです。
私が立つ山のてっぺんの墓地には
パワーショベルやトラックの重機の音だけが響き渡っていました。
目には見えないところで、少しずつ、前には進んでいるのでしょうけれども
2年と数か月経った今、尚、仮説住宅で暮らす多くの方々が
一日も早く生まれ育った町で、笑顔で暮らせるように心から願わずにいられない光景を
目のあたりにした日でした。

阪神大震災のあった神戸市から、
分灯された復興の祈りの灯が、大槌町をもとの街並みに
戻ってくれるよう、見守っているようでした。
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